花粉症による鼻づまりを解消するために、血管収縮性点鼻薬がよく用いられています。
また、市販の点鼻薬は、ほとんどがこの血管収縮性点鼻薬というのが現状です。
血管収縮性点鼻薬のメリットは、非常に即効性が高く、すぐに鼻の通りが良くなることです。
しかし、血管収縮性点鼻薬は、効果が数時間しか持続しないというデメリットがあり、そのため点鼻薬を常習的に使用してしまいがちになり、これによる問題が生じることがあります。
血管収縮性点鼻薬を頻繁に使用していると、薬の作用が切れた時に血管が逆に拡張して、かえって鼻づまりを悪化させてしまうということが起きてくることがあるのです。
これを「点鼻薬性鼻炎」といいます。