花粉症の治療に使われる漢方薬は、小青龍湯(しょうせいりゅうとう)、葛根湯(かっこんとう)、小柴胡湯(しょうさいことう)、麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)などがあります。
漢方薬は、一つの処方に数種類の生薬が配合されていますが、これらの漢方を構成する生薬(甘草、細辛など)に、アレルギーを抑える作用があることが動物実験で確認されています。
つまり、漢方薬には、抗アレルギー薬と同じ効果があると考えられます。
特に、抗アレルギー薬が体に合わないという人には、一度漢方薬を試してみる価値はありそうです。
花粉症で使われる漢方薬のうち、どれが合うかは一人一人の体質や体力、花粉症の症状などを勘案して判断することになります。
同じ花粉症でも、その人に合った漢方薬を選ぶことで、花粉症に対する有効率に大きな差が出てきます。